ヤドリギという植物をご存知でしょうか?
以前にこのブログでもご紹介した、ミズナラやクリの木などに寄生する植物です(2009年2月13日の日記をご参照ください)。
寄生した植物の枝に、杉玉のように丸く細かな枝を出しているので、木に葉のない季節はとても目立ちます。
昨日、この植物の下を通りかかったら、強風で落ちたのでしょうか、ヤドリギの枝がばらばらと落ちていました。よく見れば、枝の先に花が付いているのがわかります。
↑雌花
↑雄花
4枚の花びらを開いているのがわかりますか? 私も実物を見るのは初めてだったので、あまりの地味さに驚きました。
おそらく、宿主の木の葉が開く前に花を咲かせて、花粉を風にのせて受粉するのでしょう。
目立つ花で虫を呼んで花粉を運んでもらうわけではないので、地味な花でもかまわないという戦法のようです。
また1つ、小さな生き物トリビアに感心してしまいました。