緑がだいぶ濃くなってきました。
今日の雨に濡れて、また一段と色を増すことでしょう。
雨の前に、チューリップが終わった花壇の手入れをいそしむ職員の姿もありました。
博物館でひっそり花盛りを迎えようとしている木があります。
マツです。
若い松ぼっくりの上に長く伸びているのが今年の枝。
そして、先に2つついている赤い丸が花です。
1㎝足らずの大きさですが、将来松ぼっくりになる雌花です。
ただいま開花中!
(ひだの内側にタネのもと、胚珠があります)
そして、別の枝はこんなふさふさに!!
たくさんの雄花が花粉を出しています^^
受粉をした後、雌花が膨らんでかたくなり、1年かけて松ぼっくりのもとができて、
(最初の写真の若い松ぼっくり)
さらに秋になってようなく成熟した松ぼっくりになり、種を落とします。
つまり、開花から結実まで1年半かかるんですね〜〜
けっこう身近にある木ですが、花を見た!というかたは少ないのでは?
よかったら松ぼっくりの前身を確認してみてください。
長い時間をかけて実っていくかと思うと、ちょっと感心しちゃいませんか?