戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

花から実へ

当館の花壇に咲いているのはきれいな花ばかりではありません。
食用になる大豆やカボチャもところどころに…
(きれいな花も草木染などにどんどん利用していますが^^)
勝手にはえてくるシソも、秋にはシソの実として利用できます。

今はその花が咲きそろっていて、ミツバチがせわしなく蜜を集めています。
頑張って、受粉を助けてね。


ジュズダマも今がちょうど開花期。

地味ながら、なかなか迫力があります。
すでに丸く膨らんでいる実の原型から、白い毛糸のような雌しべ、
そして、黄色い花粉を出す雄しべの束がつき出ていました。
花が終わるとこの束が実から抜けて、
ジュズダマのひもを通す部分になるのです。


花の時期に実の様子を想像するのも、じっくり植物と付き合う楽しみの一つですね。