戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

タマゴみたいなキノコ

今朝、10時ごろ、ご近所さんがこんなモノを博物館へ持ち込みました。

近くの草の茂みに生えていたそうです。白い色をしていて、とても大きい丸い形をしたものです。ずっしりと重く2.19キログラム。叩いてみると、ぽんぽんっと音がします。弾力もあります。
これをみつけた人は、「何かのタマゴが落ちている」と思ったそうです。
これは、ホコリタケ科のオニフスベというキノコです。図鑑によると大きくなると直径50センチにもなるのだとか。
このキノコは、肉が真っ白で弾力のあるものに限っては食用になります。肉質は、ハンペンに似ているのだそうです。
持ち込まれたものは、白色をしていて弾力もあるし、今が食べ頃でしょう。