戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

瑪瑙色の地層観察

地層観察会のコースには、メノウが落ちているところがあります。
そんなに粒の大きなものはとれませんが、半透明できれいでみているだけでも飽きません。中にはノジュールの核として、メノウが入っていることもあります。

メノウは、水晶と同じSiO2。つまり、かなり硬い鉱物ということになります。しかし、戸隠でみられるメノウは角がとれて、丸っこいものが多いことがわかります。遠くから流されてきたのでしょうか。長い旅をしてきたメノウがいまここにあると思うと、なんかちょっぴり不思議な感覚にとらわれます。