先日、地層の見学で、
足元に落ちている直径15cmほどの石ころに目がとまりました。
全体に泥をかぶっていますが、
ベースは白っぽく艶があり、ピンク色に見える部分もあります。
もしかして紅水晶(ローズクォーツ)!?
と期待半分で、拾ってきました。
今日、泥を落として学芸員に見てもらうと、
水晶ではなく、チャートという石であることが判明しました。
普段見ているチャートは、赤や黒っぽくて、もっと小さいものなので、
白から赤に模様ができていて、大きな石で、驚きです。
北アルプスをつくっている非常に古く、硬い岩石の一種で、
およそ300〜400万年前に、
北アルプスから戸隠の海に、川を流れ下ってきた石でした。
そんな小石がたくさん集まって、1つの石(礫岩)をつくることも。
(鬼無里産 礫岩 約300万年前)
同じような礫の層は、長野市の最高峰、
高妻山(2353m)の登山道沿いでも見られます。
明治8年に高妻山に登って、
そんな石ころを見つけ、
海だった長野に気づいた学者さんもいます。
石ころが語る大地の歴史をナビゲートする、
企画展「石ころワールド」は、もうすぐ終わりますよ。
(展示はすぐには片付けませんが・・・^^;)
まだのかたはぜひ博物館へ!