戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

昆虫採集

今日の自然観察会は昆虫採集と標本作りです。
夏休みということもあって、多くのご家族が参加されました。

子どもたちの虫とりにかける情熱は熱く、バッタやチョウを夢中で追いかけます。
虫かごの中はすぐにいっぱいです。かごの中でカマキリがバッタを食べだすなんてことも…
そのうちお父さんお母さんも本気モード。
アゲハチョウが頭上を舞うと、大人が追いかけるシーンも。

林では昨夜の雨の影響もあってか、成果はいま一つ。
唯一コクワガタのメスを捕まえた子は、英雄でした!
ヘビやカエル、ミミズやムカデも飛び出して、なかなか賑やかな昆虫採集でした。


午後の標本作りも、お疲れの中、皆さん頑張っていました。

ピンを刺したり名前を調べたり、一人でいくつもの標本を作ることができました。
夏休みの自由研究の参考になったかな?



昨日の夕方、閉館後に玄関の外で巣を作りだしてしまった一匹のクモがいました。

玄関ポーチの屋根から床のタイルまでを大きく使った立派な巣です。
お尻から出した糸を、後ろ脚を使って器用にかけていく姿に感動して、見惚れてしまいました。
制作には1時間もかかりません。まさに職人的手(?)仕事でした。
その巣は、今朝になってみるときれいになくなっていました。
夜の間だけはって、すぐ片づけたようです。
また巣作りが見れるといいな。