戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

白い

この時期、寒さに負けず白くきれいな花が咲いています。

小さなヒイラギの花です。
今年は花付きがよく、木全体が雪化粧をしたようです。
甘くふんわりといい香りもします。

でも、そういえば毎年花は見るのですが、実がなっているのを見たことがありません。
図鑑で確認すると、雄しべと雌しべが両方そろった花を咲かせる木と、雄しべだけしかない花を咲かせる木が、別にあるそうです。
上の写真のは両方そろっていますが、別の木の花粉でないと実がつかないのでしょうか?

20mほど離れたところにある別のヒイラギはちょうど雄しべだけの花でした。

ヒイラギの実を確認するチャンス到来!
その花から雄しべをつまみとり、もとの木の雌しべの先に花粉をこすりつけました。

うまく受粉できたでしょうか?
実るのは来年の6月だそうです。今から楽しみです^^