戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

目玉

3週間後の4月27日から、今年度最初の企画展「鳥の世界」が開かれます。
はく製や写真などの資料をどう配置してどんなふうに紹介するか、
現在思案中です。


今日は今回の展示の目玉の一つをご紹介しましょう。
国の特別天然記念物に指定されている貴重な鳥たちです。
現在、国内で捕獲はもちろんできませんが、
かつてはく製にされたもの(もしくは外国産のもの)が、
当館にはいくつか所蔵されています。
その一つがこれ、

コウノトリ」です。
現在、兵庫県で懸命な復活活動が行われていて、
そこで生まれた一羽が、白馬や大町にいついているので、
話題になっています。

このはく製は市内の中学校にもともとあったもの。
その由来は定かでないのが残念ですが、
かつて長野にコウノトリが来ていた、という記録があれば面白いですね。


もう一つはこちら、タンチョウヅルです。

現在は北海道でしか見られないので、こちらも貴重品です。


他にも、長野県の鳥、ライチョウも見られますし、
さらに、市内の学校からトキのはく製もお借りしてくる予定です。


話題の鳥を一堂に見られるお得な^^?展示となりますので、お楽しみに!