戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

畑の中から

「畑を耕す今の時期によく目につくからね」と、
近くの集落におすまいのかたが持って来られたのは、
縄文時代の遺物の数々…!!

(↑上は石皿、木の実などをくだくときに使うもの、下は土器のかけら)

(↑上は黒曜石のかけら、下は石の矢じり)

地元のかたの間では、畑を耕すと色々な遺物がでることはよく知られているそうで、
昔はもっと形のよい土器の破片も多く出ていたそうです。


きちんと調べられたことはないようですが、
これだけのものが出るなんて、大きな集落があったのでしょうか?
4000年も前の人々の暮らしの痕跡が見える地で、
今の生活が営まれている、というのも不思議な感じがしてしまいます。
戸隠の魅力をまた一つ発見してしまいました^^