戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

早くも実り

今日は戸隠のかたから、道沿いで色づく実について、
お問い合わせをいただきました。
「戸隠に20年いるけど、見たことがない!」
「近所のお年寄りも初めて見た、と言っている」
見に行くと、真っ赤な実がブドウの房のように、たくさん実っています。

「クマヤナギ」という植物です。
確かに、今年は実りがよく、赤く色づいているのをあちこちで見ることができます。
また、この頃は林の手入れがあまりされなくなったので、
つるで伸びるこの植物が、実がなるほど成長できた、というのも
目立っている原因としてあげられそうです。
実はこれから、黒く熟すと食べることもできるそうです。
ちょっと試してみたいという気持ちにもなりました。


博物館でも、実りを発見しました。


飾りカボチャの仲間「カンムリカボチャ」です。
去年、初めて見てその形に衝撃を受けた、通称「ドコ○ダケ」です^^
春にまいた種からつるが伸び、小さな実がいくつも実り始めていました。
本当に、最初から帽子の部分と体の部分が上下に分かれていました。
(これまた驚き!!)
成長を見守りたいです。