戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

アジサイ情報

大雨が降っている地域もあるようです。

戸隠は朝ざっと降った後、今はやんでいますが、

午後にまた降り出す予報です。

 

梅雨本番、見頃になってきた、アジサイについてご紹介します。

 

まずは話題のヒメアジサイ

職員のご自宅から移していただいた株は満開になりました。

 

しかし、

早く色づくよう日当たりのよい場所に出しておいたためか、

赤っぽい色になってしまいました。。。

 

同じ株由来の枝を、ご自宅から最近切っていただいたのは本来の青

 

アジサイのフシギに、改めて感心しております・・・

 

この青が優美だと言って、牧野富太郎博士は気に入っていたそうです。

いまから、青に戻らないかな~~

アルミニウムイオンを足せばいいのでしょうか??

 

野生のエゾアジサイの花が全て花びら状の装飾花になっているので、

首が重いためか、くったりと下をむきがちです。

 

ヒメアジサイは葉が特徴的なので、花がない時期でも区別ができる、

とも牧野博士はおっしゃっていました。

 

薄くてつやがなく、毛がはえているので、触るとざらざらします。

 

 

館では他に、一般的なアジサイ(ホンアジサイ)も見られます。

こちらの葉はつやがあって、つるつるしていますね。

 

最近人気のアナベルアメリアジサイ)も見頃になってきました。

アナベルは細かな白い花が特徴的です。

繊細な風情で、これはこれでよいものです^^

 

職員がアジサイについてあれこれ考えている間に、

外では小雨の中、ボランティアのおじさんが草刈りをしてくれています。

いつもありがとうございますm(__)m

本当に、頭があがりません・・・

 

 

*これから戸隠神社方面へでかけるので、

 そちらのアジサイの様子を後で追加するかもしれません。

 

戸隠神社ふきんでは、

ヒメアジサイはまだ色づいてないものが多かったです。

こちらは宝光社の狛犬前のものです。

 

一か所、宝光社前の道路沿いで

きれいな青い花がみられる場所がありました。

石塀の上から垂れ下がっています。

 

こんなに青く色づいているのはまれで、

全体としては見ごろはまだ先ですね。

 

ちなみに森林植物園のトガクシソウは、

実がすっかり大きくなっています。

 

写真は月曜のようすです。

これから、熟すと白く色づいていきます。