秋晴れのお天気の中、館のお隣、戸隠公民館で行われた、音楽・芸能交流会。
東京や安曇野など県内外で活躍する合唱グループ、総勢150人ほどが一同に集まり、
それぞれの日頃の練習の成果を発表し、交流する会が行われました。
プロのかたも交えた貴重な文化交流会、
なぜそのような大規模なイベントが戸隠で行われることになったのか?
それは、去年から第5展示室に掲示された、1枚の写真パネルから始まりました。
館からもよく見渡せる、陣馬平山。
そこが、写真にあるように50年前まで、かやや薪などをとるための、
草地が広がっていたことを写真が鮮明に語っています。
かつての山里の暮らしから、現在のエネルギー問題について考える資料として、
ぜひパネルにさせてもらいたいと、持ち主のかたに声をかけたのが、
今から約1年半前。
そしてそのかたは、ここ柵(しがらみ)地域出身で、
現在は東京で合唱グループを率いているかただった、というわけです。
故郷で文化交流会を! と企画が進み、今日の開催となりました。
一枚の写真がきっかけとなった会は、
最後に地域の伝統芸能、獅子神楽(ししかぐら)の舞いが披露され、閉幕。
参加者のかたがたからも大きな拍手が起こりました。
博物館へも大勢のかたが見学に訪れてくださり、
あまりなじみがなかった「文化」に触れた一日が、無事におわりました。
みなさん本当に素敵なうた声をありがとうございました^^