戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

秋の日の・・・

午後、寒い館内から外へ出ると、ぽかぽかの日差し。
太陽の恵みに感謝しながら、
来月3日に行われる葉脈しおりづくりの材料を集めました。


メインはヒイラギの葉っぱ。
その木に近づいただけでふわりと甘い香りが鼻をくすぐりました。

いつのまにかヒイラギは花盛り。きれいな白です。
その香りは同じモクセイ科のキンモクセイと似ていますが、もう少し優しい感じ。


(そうそう、ヒイラギの実ほしさに、受粉実験をここ数年試していたのですが、
結局うまくいっていません。相手の木との相性が悪いのでしょうか??^^;)


花壇では大豆も、取り入れどきに。

その根には根粒菌の粒がびっしり。

菌と協力して自らの栄養を得つつ、
地面に残った菌が肥料になってくれる・・・
大豆そのものも栄養豊富ですし、なんて働き者!!



冬になる前のこのひと時、
いろいろな生き物たちの「生きている姿」が、
一段とくっきり浮き立つ気がします。