戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

発見

昨日のスノーハイキングで見つけたものを2つご紹介します。
1つはヤドリギ

普通は高い木の枝に寄生しているのですが、枝ごと折れて落ちていました。
今年は重い雪が多かったせいでしょうか?
実もちょっと残っていたので、
子どもたちに粘るようすを見てもらうことができました。
(触ってはくれませんでしたが・・・^^;)


ヤドリギは西洋では幸福のシンボル。
「クリスマスにこの枝の下で出会った男女はキスをしてもよい」
という習慣があるそうで、
映画「ハ●ー ●ッター」のワンシーンにも使われています。
スタッフの中にもその恩恵にあやかろうという若者がいました^^
女に幸あれ!!


(ずっと運んでくださった校長先生、ありがとうございましたm(_ _)m)



もう1つ。子どもたちが開けた、鳥の巣箱にぎっしり入っていたのは、、、?????




湿地にはえる木、ハンノキの実でした!!



おそらく、ヒメネズミという小さなネズミが、冬越し用に保管したものでしょう。
ばらばらにほぐされていますが、軸の部分はしっかり残っています。


同じようなものは、リスがマツの種を食べるために
松ぼっくりをかじったものが知られています。

「森のエビフライ」です。

(上が今回のハンノキのもの、右がアカマツ、左がカラマツ)


ネズミの蓄えを荒らしてしまって申し訳なかったですが、
職員も初めてみるエビフライに感動してしまいました。



子どもたちと一緒に、森にすんでいる生き物たちに、ちょっと近づけたような
楽しいハイキングでした^^