戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

雪上の自然教室

今年はだいぶ雪が少なく心配されたのですが、

無事に教室を開催することができました。

大勢のご参加と、ボランティアさんに感謝ですm(__)m

結局、大人でもスノーシューなしで歩けました^^;

 

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雪の上で動物の足跡をさがしたり、

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メイプルシロップになる、カエデの樹液の採集器を設置しました。

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一週間前にウリハダカエデに設置しておいた1.5リットル容器は

今日7本がすでにあふれていました。

気温が高いからでしょうか。

予定外の展開でしたが、

そのまま飲んでみたり、午後煮詰めてみたり、

参加されたみなさんで試食することができました。

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8リットルの樹液は200㏄弱に。

自然のやさしい甘さで、でもこくがある、

おいしいシロップでした。

 

設置する木の数も増えましたし、

来月にはもっととれるでしょうか?

期待が膨らんでしまいます^^

 

 

ちなみに、個人的には

館のすぐ近くの森に、珍しいヤドリギの種類があることが

わかって、驚きました。

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大きいほうが、一般的なヤドリギ(黄・オレンジは品種の違い)

黄色くて、枝に2つついているのがレアなホザキヤドリギ

灯台下暗しだな、と。