戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

博物館いろいろ

毎日、更新する博物館日記

今日は何をネタにしようか、悩みます。

あれにしよう!とひらめくときもあれば、

お客様への対応に追われ、思い浮かばないことも…

今日は「コレっ!」と決めたあとでも、変更になる事態もしばしばです。



今日はそんな日でもありました。


九州長崎からジオパークの活動に携わる方々がわざわざ来館されました。

展示解説をご所望とのこと、2時間ほど館内を案内させていただきました。


ジオパークに関わる方々ですので、大変よい反応があって、気持ちのよい時間でした。

コミュニケーションの中から、こちらも学ばせていただきました。



「地質的なモノの見方で、未来を考えよう!」
という当館のメッセージ、うまく伝わったかな?




その後、ブログネタに悩み、先日拾ってきたこれを紹介することに

アルミの弁当箱と見間違えるような箱の中に、こんなモノが入っていました。




うーん こりゃ、絶滅種ですな。

考えようによっては、一種の化石でもあるでしょう。


「山●式土壌透水通気測定器」

昭和48年度(1973) 高能率生産団地育成対策事業とのシールが貼られています。

農業振興のため、村で購入したものです。



新品同様で、保存もよく、とある場所で化石化していました。

それを発掘させていただきました。

どんな使い方をしていたのでしょうか?   


考えれば考えるほど、オモシロクなってきます。

みなさんは、いかがですか?



こいつをくわしく調べようと思っていたところ、

ボランティアさんがお土産を持って来館です。

それは、ちょっと刺激的なコレ…


エビフライです



花や草を盛り付けて、楽しくいただきました。


このエビフライは、リスが齧ったドイツトウヒの松ぼっくりです。



この皿のどこかに、ムシが隠れています。

見つかりましたか?










正解は、コレ

ウンモンテントウムシ

お後がよろしいようで…