本日は、環境省主催の夏休み自由研究イベント
「妙高戸隠連山国立公園の秘密を調査せよ!」です。
今年3月に独立した「妙高戸隠連山国立公園」発足記念行事の一環…
化石を通じて、海だった国立公園の秘密をさぐりました。
その中で、な、な、なんと…
大物化石がでてきました。
今年の春に崩れた砂岩の中から、サメの歯の化石を発見。
子どもたちが見守る中で、母岩を割っていたら、偶然に見つけてしまいました。
「こういう時は、子どものお手柄にするよな〜」とスタッフからも言われました。
(こころの中では、そういう気持ちもありました…)
しかし、サメの歯が入っているとも思わなかったので、
勢いよく母岩を割った時には、この化石を割っていたのです。
うーん、残念! ショックは計り知れません。 m(__)m
そのため、散らばった破片を拾いあつめなければなりません。
一種の修羅場状態です。
私の歓声に応じて集まってくる、こどもを制止し、
散らばった破片を一所懸命に拾いまくり…
そして、歯根の一部は欠けてしまいましたが、
光沢をもつ歯冠部はなんとか復元できました。
●倉山からサメの歯化石がでたのは、戸隠に化石の博物館ができてから
初めての事。
歯冠長30㎜もある立派なホホジロザメのものです。
いやー 大地の神様に感謝、感謝です。
こんなことがあるので、学芸員はやめられない。
とっても楽しい瞬間でした。