戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

サイカチ

ボランティアさんが拾ってきてくださいました。

大きなマメの莢(さや)です。

長野市内の里山に登る道沿いでみつけたそうです。




イカチといいます。

この莢をもむと泡がでてきて、石鹸の代用品として使ったとの話です。

サポニンを含み、絹織物を洗うのには適していたとか…

漢方薬にもなるとのこと。

こんど実験してみますね。



でも、どうしてこんなことに気付いたのか?

昔の人たちの知恵なのでしょうが、

いつ、だれが気づいたのでしょうか?

考えてみると、とても不思議でなりません。