戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

おなかの中から

少し前ですが、ボランティアさんによって、
キジの解剖が行われました。
千曲川の河原からきたそうです。


その、おなかから出てきたのは、こんな種たち。

サボテンのようにみえるのは、
じつは、外来植物 アレチウリの種。


河川敷を埋め尽くすように繁茂している侵入者。


その種をキジが食べてくれて、
少しでも減らしてくれているなんて、ありがたい!
(このキジは死んでしまっていますが・・・)



黒い粒は、イシミカワというタデの仲間。
こちらも河川敷にはえる、つる植物ですが、
それほどよく見られる種類ではありません。



勢いのある外来植物と共存していたかと思うと
いじましいです・・・



キジのおなかの中から、
川の環境のいったんがのぞき見られました。