今月はじめ、川中島の本館から要請がありました。
隕石の横に、地球の石をおきたい…との話。
では、まったく質の違う「花崗岩」がよいかなぁと思い、ご提供差し上げました。
地下深いところで、マグマが冷えて固まり、結晶だらけの石ですから…
そうしたら、展示の現場で如何にも人が切り出した感じで、
良くない…との意見をいただきました。
しょうがないじゃん、岡山県の石切場で拾ってきたんだから…、と思います。
万成石という銘石なんですけどね|゚Д゚)))
みなさんから、別のものに変えてね!とのお話… (・・;)
えっー 今からかい!
隕石のように、黒くて、まるいのがよい、と注文です。
しかたないので、長野ブランド「飯縄山」の石を川原に拾いにいきました。
すると、上流からドンブラコ、ドンブラコと流れてきた丸い石をゲット!
一部を欠いて、中を見えるようにして
ボランティアの方に、川中島の本館へはこんでいただきました。
その川原におりた際、化石を発見!
これも、ドンブラコッコと上流から流れてきたものです。
オウナガイの化石です。
しかも密集して…
中がわれたものを見ると、鉱物の結晶が見えます。
貝が地層に生き埋めになったときに、まだ空洞があり、
そこに結晶した炭酸カルシウムのようです。
この産状からみて、約3km上流から流れてきたものでしょう。
いや〜やはり現場は面白い!