戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

巣立ち

4月のイベントで設置した鳥用の巣箱。
1つはシジュウカラの利用が確認されていました。


近くで職員が草刈をしていると、
機械の音にも負けない大音量で、親に威嚇されたとか・・・^^;


その巣箱から無事にヒナの巣立ちが確認されました!
昨日の午後のことです。


同じ職員が外で作業をしているときに、
ヒナたちが不慣れな飛び方で、次々に飛び出してきたそうです。


慌ててカメラを持って駆けつけると、
巣から30mほど離れたモミジの木にとまって、
一息ついているところでした。


4羽写っているのがわかりますか?
左側の尾羽の長い1羽は親鳥です。



しかし、一番飛び方が下手なこは、ツバメにからまれ、
兄弟たちのところにたどり着けません。


あれっ!と思う間に、
私たちのところにむかって斜めに飛んできてしまい、
とっさに手をだした職員の指にタッチして、
くつ置き場に不時着><;




胸の模様があごひげのようで、フシギな貫禄がありますが、
本人は焦りまくっているのでしょう^^;


親が心配しているので、さっと写真を撮らしてもらい、
部屋の中にひきあげてガラス越しに様子をうかがっていると、
すぐに飛びあがって、仲間たちと合流することができました。



不器用そうなのに、やっぱり鳥の子は鳥!
小さなヒナたちの初飛翔を見届けることができました。


しかも、一番気にしていた職員に、挨拶をしていってくれたようで、
うれしいできごとでした^^