戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

メジロ推し

先日行った標本づくりでのこと

 

とりまつりと称して20種ほどの鳥を

骨格標本と実物羽図鑑にすべく作業をしたのですが

その中にメジロがいました

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メジロといえば目の周りが白いのが特徴で

 

名前の由来にもなっています

 

かわいいです

個人的には いちおし です

 

群れで集まっている様から目白押しという言葉も生まれたとか

 

そういえばこの白はなに?

と気になり

よくみると

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羽根ですね

仕事が細かい><

 

はて?

なぜ白いのかな?

 

調べてみると

メジロは社会性の強いとりで暗い森林にすむため

目の周りを白い目立つ縁取りをすることで

同種を見極めるのに使うとかいう方もいました

 

でも

群れはカラ類との混群で形成することもあるし

明るい場所の木々で見かける気もするし

(それは冬だけ?)

 

なかなか姿を見せないウグイスなんて

縁取りないけど同種は出会えているし

(ウグイスは声だけであえるのか?)

 

う~ん

すぐには答えはでそうもありません

 

でも メジロ

今まで生き残る上で

目の周りが白いことに

何か意味があったはずなので

そのうちわかるといいな・・・

 

いやいや それにしても

模様一つとっても

生き物の世界は奥が深い