戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

ヒメウズラのなぞ

出勤してくると 

学芸員室の外には

こんな足跡が

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みえますか?

 

よく見えるところを拡大してみたところ

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ちょこちょこと歩くこの感じは

おそらくセグロセキレイかと思われます

 

 

冬もなにやら せわしなく歩いている様子をよく見かけるので

 

鳥といえば 

館内でもこっそりと

ヒメウズラを飼育中

昨日も卵をうみ

今日は3個も産みました

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あれ?

現在ヒメウズラは4羽 

2羽ずつ飼育していて

 

2つのケージ内に 2個 と 1個

ってことは メス は3羽?

あれ?

 

2個のケージでは昨日も1個確認しているので

1羽が2個ってことはないと思うのですが・・・

 

 

ヒメウズラさんたちはメスの頭の羽根をつまんで支えにしつつ交尾をするため

メスはたいがい頭の羽根が抜けます

つまり

頭が剥げている子が メス だと思っていたのですが・・・

(もちろん力関係で弱い場合はオスもやられます)

 

かつて3羽の中で 激しく出血するほどやられていた子がいたので

その子は 緊急避難的に

別のケージに移しました

その後

長らく大きな2羽のケージでは卵が1日1個だったので

メス1 オス1だと思っていました

 

避難していた子の頭部の負傷が良くなったころ

その3羽の誰かが産んだ卵からかえった2世のケージに

避難していた子を移していたのです

 

そして成長したとはいっても

2世は少し小さめの子なので 卵も小さめのはずで

おそらく小さめの卵は2世のもののはずなのですが・・・

 

負傷していた子はメスだと思っていたのに

 

今回の状況証拠からすると

負傷していたのはオスで

残ったのがメスたち

2世もメス?

 

これは最後の手段で 有精卵か 確認してみるしかないかな・・・

 

ふ卵器まわすか・・・

 

 

ちなみにクロアカ腺は全個体よく見えません^^;