戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

出会い!

昨日、ワーキングホリデーで戸隠に滞在している大学生が来館!

 地理学を学んでいるとのことなので、じっくりと解説させていただきました!

 

いろんなことをマンツーマンでお話しました。

地質や化石をはじめ、歴史に関わる部分も含め、5時間くらいでしょうか。

 

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その際の感想文を書いていただいたので、紹介します。

 

 本日はお忙しい中、館内を案内していただき、ありがとうございました。

「地質・化石」の名前がついていた館なので、そのことに関しての説明があるかと

思いましたが、それ以外にも昔の教育器具や戦争の名残等も見ることができ、

少し前の人々の心情や教育の様子を垣間見ることができました。

 小学生の時から「なぜ?」と疑問に思いながら学習していませんでした。

その後も何も考えずに勉強していました。

ただ覚えるだけで、思考停止状態でした。

大学受験も「周りの皆が受験する」「就職に有利」という理由でした。

地理学科を選んだのは「自然が好きだから」という単純なものだったと思います。

入学後も勉強はしましたが、「考える」ということはほとんどしていませんでした。

「なんのために大学に入ったのか」とたまに考える時がありましたが、

この博物館にきて特に思いました。

 2年間何を学んできたのか、地理学科に入って少しでも成長できたのか、

人生を振り返るよい機会でした。

「発生学的観点」や「原点を意識すること」といった

学ぶにあたっての考え方のヒントを教えていただいたように思います。

これから何を学ぶか、どう学んでいくか、よく考えてゼミを選びたいと思います。

これまで、大して思考を巡らせていなかったので、

いろいろなものを見て鍛えていきたいです。

戸隠にきて、この館に出会えてよかったです。本当にありがとうございました。

 

 

 

この学生さんが帰る際、今度はオーストラリアからのお客様が来館しました。

わざわざ、こんなところまで…

日本語に堪能な方だったので、案内できてよかった!

 

バレンタインデーならではの出来事なのでしょうか?

いろいろな出会いのあった一日でした。

 

追伸

今朝の戸隠は氷点下10度ほど、寒い、寒い…

 

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これが、寒さの底であってほしい、と願っています。