戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

間のくさ

五月晴れのいいお天気です!

しかし館内はまだまだ寒く、

ときどき暖をとりに外にでないと

体がうごかなくなってしまう・・・

爬虫類のような生活をしています^^;

 

さて今日は野生のマメの仲間をご紹介します。

似た仲間がちょうど3種類そろっていたので^^

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左側はよくみるカラスノエンドウ

人が食べるえんどう豆のサイズより小さいので

その名がつきました。

右側は、さらに小さいスズメサイズ。

その名もスズメノエンドウです。

 

じつはそれらの中間サイズの種類もあります。

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ちょっと珍しい植物なので、あまり名前が知られていません。

カラスとスズメの間なので、ハトか!?

と想像されたかた、素晴らしいです!

 

正解は、カラスの カ と スズメの ス の 間 で

カスマグサ(マ=間)と言います・・・

 

この正解をいうと

聞いた方の多くが「あぁ~~~↓」とトーンが落ちる

がっかりネーミングです。

でも、ネタとしては面白いかな、と^^;

 

ちなみに白菜につづき、キャベツの花も見つけました。

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黄色いアブラナの仲間の花で、どちらも似てますね。