戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

よい岩?

雨上がり、

職員に質問されて駐車場わきの車回しへ。

岩にはえた この植物は何? とのこと

 

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葉っぱが何枚か出ているのは 

シダの仲間 ノキシノブ

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裏側に 胞子をたくさんつくっていました。

 

他にも見られます。

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コケではなく、

岩の割れ目から にょ〇にょ〇のように出ているのは地衣類、

菌類と藻類の共生体です。

自ら作り出す酸で岩を分解して養分を得ることもできるとか。

一次遷移の先駆種です。

 

それにしても、ぐるりと並ぶ岩をそれぞれ見てみると、

植物がたくさんはえている岩と

そうでない つるつるの岩と 

はっきり分かれていることに気づかされます。

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つるつるの岩は変成岩などの固い岩

植物が生えやすいのは、比較的もろくて隙間が多い岩のようです。

 

しかし、つるつるの岩も油断できません。

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ぶら下がるミノムシ

それに、文字のくぼみにはクモの卵のう

岩かげにアシナガバチの古巣もありました。

つるつるの岩は昆虫やクモに好かれるのでしょうか?

 

ジグモの巣も、こちらのほうが多い気がします。

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さいころ

学校帰りによくジグモの巣を引き抜いて遊んでいたことが

思い出されました。

 

こんなことをブログに書こうとして ふと気が付いたのは

 

今日は 4月18日

 よい いわ の日(と読めないこともない!)

 

おあとがよろしいようで m(__)m