戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

一昨日のことですが、

柴犬館長が秘書とともに戸隠山を見上げていたころ

某職員はその山を登り始めました。

 

f:id:Naturalhistory:20200805070243j:plain

人気の少ない奥社参道をすがすがしく通過

 

奥社を過ぎれば、ひたすら登りです・・・^^;

f:id:Naturalhistory:20200805122103j:plain

砂岩の壁を登り・・・

 

f:id:Naturalhistory:20200805083857j:plain

凝灰角礫岩を登り・・・

 

f:id:Naturalhistory:20200805100335j:plain

礫岩の層を登り・・・

 

平均傾斜度45度以上か!? 

と思わせる、登り登り登り・・・

鎖場の連続です。

 

それでもハイになっているので、苦にもなりません。

下界にはない高山植物との出会いが待っているから><!

 

f:id:Naturalhistory:20200805094331j:plain

岩壁を彩っています。

 

 

f:id:Naturalhistory:20200805101738j:plain

遠くのオレンジは、キンバイソウでしょう。

 次回は望遠鏡を持参でこよう!

と毎回思いつつ、実現せず・・・^^;

 

長梅雨だったためか、8月にしては花が多かったです。

難所の蟻の塔わたりの手前で引き返しましたが、

植物観察には十分でした^^

 

さらに、登山道中にはこんなものも・・・

f:id:Naturalhistory:20200805121704j:plain

f:id:Naturalhistory:20200805121819j:plain

1センチくらいの丸い物体が登山道中にころころと・・・

しかも触るとムチムチしていて弾力があります!

後で図鑑で調べると、

ホオベニタケというキノコの仲間でした。

「林内の崖に生育」とあります。

確かに戸隠山の登山道は「崖」そのもの・・・

と、妙に納得しました。

 

下りながら、秋にまた登ろうと誓いました。

次はどんな出会いがあるか、楽しみです。