長野県最北端の栄村で、10年前に大きな地震がありました。
午前4時近く、地下8㎞付近で、マグニチュード6.7の地震が発生。
最大震度6強の揺れが観測されています。
家屋の倒壊や道路の崩落等の被害が発生しました。
日本海が戸隠まで広がった頃、約400万年前は、同様に海だった地域…
その後の隆起が今も続いており、断層が各所にあると考えられています。
一夜山(貫入岩でできた山)
黒姫山(第四紀火山)も見えます。
これも、何千回もの地震の結果でできた山です。
他人事ではありません!
そして、小川村から眺めた北アルプス…
鹿島槍(2889m)や五竜(2814m)が、曇天ながらよく見えます。
この麓には、糸魚川―静岡構造線が走ります。
これら3000m級の山々も、断層によって生じたもの…
「信州の風景は、断層と火山と河川の氾濫でできている…」
2014年11月には、白馬や小谷で大きな地震があり、
「神代断層地震」と呼ばれたりしています。
これらの山の風景の中で、
手前に広がる、雪が消えた標高1000m程度の尾根の部分は、
かつての土尻川や犀川が流れていた平野…
(大峰面と呼ばれまている地形)
そこが隆起したのです。
こうした、信州の大地の履歴書を読み、付き合い方を考えよう…
災害の度に、そう思います。
ここは、そうしたことを伝えるための博物館です。
よかったら、解説を申し込んでみてください。