戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

赤きモノ

今日は柴犬館長から指令がありました。

 

赤きものを探せ…とのこと。

 

この時期、赤いものといえば、

 

熟しつつある、桑の実  ちょっとピントが甘かった…

 

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黒くなったら食べごろ…

 

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赤いツツジも満開です。

 

 

散歩先で見つけた、赤いもの。

 

消火栓やその他付属品…

 

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だいぶ錆びてもいます…

 

 

そして、ソバの茎の根元…

 

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つめたい川を渡ったので、ソバの足元は赤くなり、

渡らなかった麦は、踏まれるようになった、とか、

山姥の血が飛び散って、赤くなったとか、昔話にあると聞きます。

 

やがて、赤くなるもの…

 

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ミニトマトの畑…

 

やがて赤く色づいたら出荷です。

 

 

 

そういえば、戸隠の畑の大部分が「赤土」をベースにしています。

 

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そうそう。戸隠のあかいものといえば、これを忘れてはいけません。

 

川端康成の文章…

 

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戸隠には古都のように美しい子供がいる

 

 略

少女の髪は黒く、少年の唇は赤く…

 

 略

 

 

 

 

なんて文学碑も小学校で撮影してきました

 

 

 

 

最近、見ないね、と話をしていたら、

サワガニの御遺体を発見しました。

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これも、赤い中にくくりたいと思います。

 

 

 

 

そういえば、今日は体験イベント

「火山灰から宝石探し」でした。

 

みんな一心不乱に、夢中で宝石をさがします。

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1人で、こんなにザクロ石(ガーネット)を見つけた人も…

 

これも、戸隠産の赤きモノ…

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画像をご提供いただき、感謝申し上げます。

 

 

そうそう大事な赤きものを忘れていました…

 

 

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当館の柴犬館長も、「赤柴」でございます。

 

館長、この辺で赤きモノ尽くしは、お開きということで…

 

 

 

 

今日もおあとがよろしいようで…