戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

緑を見るのも今年最後かも?

からしとしと雨が降ったりやんだり。

この雨は、今夜から雪になるとの予報・・・

さらに2、3日、雪だるまマークが続いています(-_-)

 

とうとう覚悟を決めなければなりません。

明日から白い世界が始まりそうです。

 

今のうちに、館の周りを見ておこうと、

昼休みにぶらぶらしてみました。

 

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ヒイラギの花は今が盛り。

毎年咲いてくれます。寒さに負けず、感心します。

 

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今年、実のつきがよい、植木のマサキ

つややかな実がきれいです。

 

クリスマス仕様の玄関のクマさんにも、ちょっと色を添えてみました。

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熱烈ウェルカム!ですが、

この週末は人出はあまり期待できないかな~~~^^;

日曜には味噌づくりのイベントもありますが!

 

花壇では、鉢の中のカンアオイの葉が、

口を開いてしまっていました。

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まるで ミニ ラフレシア??

奥に、雄しべや雌しべも見えています。

雪の下になったほうが、

霜にあたらなくて花がもつかもしれません。

 

部屋に戻ると、コンコン コンコン と

机をかたいものでたたく音がしていました。

職員がたたき染めで、

葉っぱを和紙に写しとっていました。

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左2枚がスイカズラの葉、右2枚がキクの葉

鬼無里で作った手すきの和紙が、素敵な栞になりました。

 

今年の最後の色を、ちょっとした工夫で残す手仕事

いいですね^^ 

せっかくなので、葉っぱのほうも確認しに、

再び外に出てみました。

 

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ツツジにつるでまきつくスイカズラ

かたい葉が、強くたたいてもにじまないので、

たたき染めに向いているそうです。

 

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紅葉したキクの葉の赤が、和紙にしっかりつきました。

 

一年頑張ってきたみなさん、

春まで、雪の下でおやすみなさい・・・(-ω-)/