戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

今年も卵を産みに来てくれますように!

今朝目覚めると雨が

今日のイベントはできるのか?

と思いつつ出勤すると

暑いくらい・・・

杞憂でした^^;

 

今日はある意味参加者が一番大変な思いをするイベントの日

(もちろん職員も大変ですけど)

「カブトムシの幼虫探しと堆肥積み」なのです

 

午前は傾斜のきつい山で幼虫を探し

午後は幼虫のための堆肥を積むというハードなイベント

しかも 山にはまず幼虫はいないので^^;

心も体もハードなイベント・・・

今年は小さい子も多くいつも以上に

山を歩けるかすら心配しましたが

それも杞憂^^; みんな元気に歩いていました

 

でも

案の定 

午前中の探索で幼虫はみつからず・・・

 

それでも

参加者がこんなものを見つけてくれました

冬虫夏草です!

寄主は大きさ的にニイニイゼミかな?

するとこいつはセミタケか?

 

 

他には コクワのメス や シュレーゲルアオガエルくらい^^;

(コクワは最後のご褒美としてじゃんけん争奪戦に)

 

お昼を挟んで

午後はがっつり堆肥積み

 

実はさまざまなトラブルがありましたが

(カッターのベルトが切れる・・・植物のチップが作成不能に)

(ホースの接合部が折れる・・・水撒きがバケツでの運搬に><)

ですが

おとなとこどもの力を合わせて

作業を進めました

 

その途中

コカブトムシのメスもでてきたのでそちらも争奪戦を開催

そして無事終了

これで 来年も幼虫がたくさんでてくることでしょう

昨年よりもしっかり積めたので

よりたくさんとれそうな予感がします^^

(今年は1500くらいでした)

 

作業を終えると

相手していた職員ですらへろへろですが

子どもたちの中にはまだまだ元気な子たちがおおく

イベント終了後 館内を見学して まだあそぼ〜とか言っていた^^;

元気な子どもたちはさいこ〜ですね

 

余談ですが・・・

昨年はイベント終了後の撤収作業中に鳴き声が・・・

周囲を探ると子ネコでした

しかも弱った感じで

親が来ない・・・

結局 室内猫として 某職員が保護しました

 

そして

今年も  

いました^^;

可愛さまで><そっくりです

1年前を彷彿とさせましたが

違うのはこの子が元気だったことと

親がちゃんときていたこと

なので 放置

無事に育つかな?

 

今年は誘拐しないですみましたが

ネコ自体は外来種 

しかも 

優秀なハンターなので

自然史博物館職員としては 

ちょっと複雑な心境です^^;

 

さらにいうと

この親子自体は3年連続で観察していて

いつも子どもが1匹でサバトラ系 

母親は白黒の斑なのです

毎年同じ父親なのかな?