戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

とりあえず長野の未来は明るいのかも

昨日草刈りした崖に

さっそく高校生といってきました

今日はいつもと違うので

信濃教育会の小学6年生の理科の教科書に載っている崖を

普段とは違う角度で見てみました

  下部の断層面は埋まってしまい よくわかりませんが

  角度を変えると ずれ は よくわかり 

  断層があるのは一目瞭然

 

普段 小学生に話すことが多いので

難しくない言葉でお話しするのですが

今日は高校生

様々な地層や自然を観察しつつ

あえて少し難しくお話をしました

高校生の理解力の高さに

驚きました

 

さすがはSSHSの高校生

大体1回言えば伝わりました

 

 

 

そして 実習生にも 活躍してもらいました!

 

この高校は毎年クリノメーターをつかって

地層の向きや傾斜をはかるのですが

そのやり方を指導してもらいました><

実習生は地学の学生さん クリノメーターの扱いはおてのもの

おかげで みんな はかれたようです

よかった

助かりました><

(なにしろ某職員はつかったことないから クリノメーター・・・)

(しかも在庫もなく、持ってもいなかったので^^;)

 

 

指導が行き届いたおかげで

早く終わった高校生は

なにやら あつまっています

近づいてみると

化石のはいった石をひろってきて

化石をとりだす作業をしていました

 

やることやったなら 

あとは

お土産探しができるのもここの醍醐味かも・・・

 

 

普段

机に向かって勉強ばかりの高校生たちも

野外での学習は楽しかったみたいなので

よかった

 

あわせて

座学だけではわからないこと

フィールドの空気感 楽しさ 

感じてくれていたならいいな~

 

それも

ここの売りだから

 

とにかく 今日は

高校生の優秀さを感じましたし 

こんな子たちがたくさんいる

長野の未来は明るいかもしれない

 

あとは逃げられないようにするだけかな・・・