昨日からの雨も上がり、今日は奥裾花渓谷へ
もちろん、信州のグランド・キャニオンでの地層観察!
鬼無里の支所や観光振興会の方々と一般のみなさんと…
戸隠山西岳の西側の奥裾花には、
約300万年前後の地層が厚く堆積し、「日影層」と呼ばれます。
北アルプスの隆起により、奥裾花へと運ばれた泥、砂、礫が層をなし、
その後の隆起で、谷が深くなり、地層がむき出しに…
先日、紹介した爺ケ岳付近のカルデラから飛んできたと思われる火山灰も見られます。
鬼無里や戸隠が海だったことを証する地層や堆積構造
その後の隆起時にできた断層、
(雨上がりで、断層面である“鏡肌”も光っていました)
そして、水が大地を削っていく浸食の過程や地形、
実物を見ながら、その順番を振り返り、大地から物語を読みとく…
そんな地質学の面白さを実感できました。
みなさん本物の地質現象に、いろいろとビックリしていたのですが、
ノジュール(団塊)を割ることが受けていました!
河原でひろったノジュールを割ると、中から貝の化石が出現!
こちらとしては予想どおりなのですが、皆さん目を丸くしていました。
(まんまるのノジュールだっただけに…)
また、河原では、高妻山の石、戸隠山の石、北アルプスの石などと
区別していくのですが、
参加者の皆さんは、新鮮な驚きとともに楽しんでいたのが印象的…
ハンマーを振るって、石を割る人がいることにもビックリしていたようです。
やはり、野外での作業は本当に楽しいです。
早く滅びよ! コロナウイルス!