戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

夏も終わりに…

お盆を過ぎると、秋の気配が一気にやってきます。

 

オオブタクサが今年は一気に大きくなり、

 

黄色い花粉も飛び始めました…

 

 

🐕「どうにかならんかのう…」

 

今朝は霧の中で、秋そばの成長も見て取れました…

 

 

秋は学校団体の季節でもあります。

 

地層見学にやってくる学校のために、見学ポイントの草刈りを実施…

 

今日から始まる学芸員実習の学生さんも参戦…

 

こちらが、ビフォーの風景です…

 

そして、

 

 

こちらがアフターです… オオブタクサと戦いました…

 

その後、とある場所で、地層や地形を観察しました…

 

凝灰角礫岩の崖…

 

オーバーハングしています… 崩れたらえらいこっちゃ…

 

 

凝灰角礫岩の中には、柱状節理が発達した溶岩の塊りもあります…

 

ここに堆積した当時は、まだ中まで冷却していなかったものなのでしょう…

その後、冷えて固まった時に、節理が入りました…

 

大きな音がして、節理ができたのでは…と推測…(ほんとうか?)

 

化石も拾いました…

 

 

絶滅種 ヤベホタテのいいものが落ちていました…

 

両殻の揃った二枚貝も拾えます…

 

 

これは、これで楽しい体験でございました…

 

途中、出会ったヤマカガシを車でひいてしまいました…

ごめんなさい…m(__)m 道路で寝そべっていたので つい…

 

 

帰りには、もういませんでした… 生き延びたのか、

近くをとんでいたトンビにやられたか、は不明です。

 

本当にごめんなさい… 無事なのかなあ…

 

近くの畑では、

 

これは、何でしょう?  実習生に聞くと、こんなもの見たこともない…とのこと

 

そうでしょう、そうでしょう…

 

これは、タバコです… 育った葉っぱを収穫した後…

 

 

麻の転作作物として、たくさんタバコ畑がありましたが、

最近は、めっきりと少なくなりました… 撮影しておかねば、という風景です。

 

季節や時代とともに、秋の風景も変わります。

 

今年は、天候が不順で、秋の長雨シーズンのような、

ムシムシした天気が続きます。

 

🐕「災害のない秋であってほしいものじゃ…」

 

柴犬館長だけでなく、職員一同のねがいです…

 

明日は天気になりますように…