戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

ダブルもたまになら^^

すでに今日のブログは秘書さんがあげてくださいましたが、

今年度最初の植物観察会が行われたので、

せっかくなのでそちらもご報告させていただきます。

 

初挑戦の松代・妻女山、春の里山散策です。

と、名打ったものの、例年にない季節の進みの速さで、

ウワミズザクラなどの初夏の花も咲いていましたが、

ミヤマウグイスカグラ

 

アケビ

 

イカリソウなど、さまざまな花を見ることができました。

 

今日はシダ植物の芽吹きも楽しく観察。

先日下見の時に教えてもらったのですが、

ゼンマイのように巻いた状態のものを

 「フィドルヘッド」というそうです。

フィドルはバイオリンのこと。

その頭の部分に姿が似ていることからついた名前だそうです。

 

そんな話もしながら今日はシダの勉強も^^

茎の毛(鱗片)もよく見て識別をしていきました。

こちらはサカゲイノデです。

 

今日の目的地はバイモの群生地です。

バイモ(アミガサユリ)は中国原産の薬用植物。

昔の薬草園が荒れていたのを、地元のかたがたが整備をされて

10年以上たち、多くの花が見られるようになったそうです。

(かろうじて咲き残っていました! よかった・・・)

 

ちょうど今日は整備の作業が行われていたので、

詳しいお話をうかがうことができました。

そのご苦労や、バイモなどについての興味深いお話、

ありがとうございましたm(__)m

 

ちなみに、集合場所とした松代城の駐車場わきには

花つきがよすぎるハナズオウが、すごい存在感を放っていました^^;

 

さてさて、無事観察会を終えて、午後は戸隠の森林植物園で

ヒメアジサイについてお話をさせてもらうことにもなっていました。

天気の良い土曜日とあって、道路が混んでいて、あせる、あせる・・・

 

初夏から初春へ、広い長野市内を1時間半のドライブです。

ミズバショウがちょうど見頃。

 

花壇のトガクシソウは顔を出したところです。

 

 

さらにちなみにですが、写真は3日前の市内北部、豊野のもので、

リンゴの花が満開です。

 

市内のどこに行っても花を楽しめる、いい季節になりました^^

 

明日は長野マラソンもあります。

気持ちよく走って長野の春を満喫してもらいたいです。