戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

空をみあげて

昨夜の満月は、今年最大の月、

スーパームーンだったそうです。

夜風が気持ちよくて、見入ってしまいました。

 

さて、先日の休みの日の夕方に、

千曲川の河川敷に行ってみました。

お目当てはツバメのねぐら入りです。

およそ2万羽のツバメがヨシ原をねぐらにしているとか。

 

日没の1時間前に現地に到着しましたが、

スズメやオナガの声はするものの、ツバメの姿はかろうじて1羽。

 

 あとの1万9999羽はどこへ・・・^^;

 

きれいな夕焼けを眺めながらぼーーっと待っていると、

あれあれ・・・?、

気が付けば黒い点々が上空に見え始めました。

周囲から集まってきて、どんどん増えていきます。

 

 

黒い点々のゴミのようにしか写っていませんが、

これがほぼツバメです。

”ほぼ” というのは、

スズメやムクドリ、ときにはコウモリも舞っていたからです^^;

 

ムクドリは集団で飛んでいるので、わかりやすいです。

 

たくさんの鳥たちが広い範囲をぐるぐる飛び回っていたので、

確かに2万羽ぐらいいそうでした。

 

そして日没数分前に、ヨシ原にすっと消えていきました。

その潔さがなんともかっこよかったです。

 

こうして集まって、渡りの準備をしていくそうです。

戸隠生まれのこたちも、この群れの中に入っているのでしょうか?

 

頑張れーー! 

と応援していたのですが、

 

今日の夕方、巣に出戻りしているのを職員が発見!

 

最初、巣に5羽がみっちりと入ったそうですが、

暑かったのか、すぐにばらけました。。。

 

 

巣だったばかりですし、

やはりまだ家が恋しいのでしょうか。

 

これから経験値を積んで、

独り立ちにむけて頑張ってください^^