戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

新緑に白がよくはえる

すっかり緑が濃くなりました。

 

今年は小梅が豊作のようです。

梅を見ると思い出すのは、

ここで漬けた梅干が大好きなボランティアの女子のこと

彼女が小学生のころのからの付き合いですが、

今は関西で元気に過ごしているようです^^

 

その梅の木の下ではフランスギクの花が満開です。

この手の草は、ちょっと困るくらい繁殖力が旺盛です^^;

 

ボランティアのおじいさんと一緒に、

草刈りや庭木の手入れの作業も始まっています。

週末の行事の準備も進めつつ、

カブトムシがつくってくれた堆肥を

オオヤマザクラの足元にまきました。

 

 

今年も暑い夏になる、という予報ですが(+_+)

負けずに頑張ってほしいものです。

 

さてさて、

一昨日の火曜日は個人的に休みで、

森林植物園へ行ってきました。

バードウォッチングに加えて、

とある筋から、面白い植物がみられる、

という情報があり、探しにいきました。

 

湿地ではミズバショウの花が終わり、
ヤマドリゼンマイが絶賛成長中!

そのくるっと巻いた部分が、バイオリンの頭に似ていることから、

フィドルヘッドとも言われるそうです。

 

トガクシソウと同じメギ科のルイヨウボタン

よく見ると、6枚の大きながくに、6枚の小さな花弁、

それぞれの花弁が包むように雄しべがあり、

中央に1本の雌しべ、とトガクシソウにそっくりです。

 

サンリンソウが咲きだしていました。

ここでは、名前の通りに3輪咲いているのを見たことがありません^^;

2輪のものを探すのにも苦労します・・・

 

タチカメバソウの群生がきれいでした。

漢字で「立亀葉草」 つまり、立っている亀の葉…

葉っぱが亀の甲羅の形に似ているというのですが、

そうかな~~?? といつも疑問です。。。

 

春の森を半日、楽しんできましたが、

お目当ての探しものは、残念ながら発見できず・・・

リベンジが成功したら、またご報告いたします^^