戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

アートで始まる石ころ展!

今日から3連休が始まりました。

真夏の暑さが続き、秋の行楽シーズンという感じもしませんが、

博物館としては秋の企画展

 「河原の石ころ」が始まる日です。

 

リバイバル展ですし、

実習生の活躍もあって、ほとんどできあがってはいたのですが、

担当職員が忙しく、最後のつめがなかなかできないでいました。

 

午前中はそれらの作業に加え、

今回の展示の「顔」ともなるアート制作が

お客さまが見学される中、実演として披露されました^^

 

戸隠出身のIさんによる黒板アートです。

このブログでも2度ほど小学校で描かれた作品をご紹介しています。

 

いくつか用意して下さった紙面上のラフ絵から、

職員のイメージに沿ったものが選ばれ、

さらに具体的なイメージをお伝えして、制作開始!

 

大きなキャンパスですので、あたりをつけて下絵描き

 

職員による微調整・・・

川が大地を削り、石ころを運び、

盆地を作っていくようすを一枚の絵で表すというお題です。

 

構図が決まって、上流部から細部の描き込みが始まり、、、

 

平地部には秋の田園風景、

山の立体感や川の流れなどもどんどん描かれて行きます。

 

午前中の、3時間弱でほぼほぼ完成!というところまでできていました。

時々覗きに行くたびに完成にむかっているのが実感できるのですが、

芸術音痴なもので、

「すごい!」「きれい!」

としかコメントができないのが、何とも・・・です。

 

午後は職員の指示もあって、

色映えがする黄金色の田んぼを追加。

 

2本の川の流れの差異も、強調・・・

最後に、長野盆地を象徴するお寺が描き加えられ、

完成です!

 

 素晴らしい!! の一言です!

柴犬館長も大いに喜ばれていることでしょう^^

テレパスが聞こえる!?)

 

本当にありがとうございましたm(__)m

 

さて、本日は博物館実習の終了日でもあります。

(現在頑張っている学生さんが、今期最後の実習生でもあります)

 

朝のうちに、

夏の繁忙期を越えて、汚れたであろうスリッパをふいていただきました。

 

縦型のスリッパ収納棚に入っていたものを

床に並べただけで、この量!

初めて見る景色かも・・・^^;

 

棚には9列×12段で、最大で108足入るのだと、

先ほど確認しました。

 

ありがとう!

実習、お疲れさまでしたm(__)m

 

実習生が去る寂しさもあって、

いつもの年なら夏がいよいよ終わると実感するタイミング。

しかし今年は、実際の気温が下がってくれないので、

何ともはや・・・

 

早く心から秋を実感できる日が訪れますように! 

と祈るばかりです。