戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

標高1,217mの古池を訪ねる

昨日5月20日は、依頼を受けて種池・古池をハイキング…

 

 

古池は新緑がきれいでした…

 

 

古池の奥にある湿原では、ミズバショウリュウキンカが満開!

 

訪れる人のいない、秘境で春を満喫…

 

5月8日の下見の時は、ヤマザクラが満開でした…

 

2週間余りで大きく変わりました…

 

今日5月21日は、長野県松本市猛暑日になるかもしれない、との予報

 

季節の移ろいが、連年になく激しいようです…

 

 

古池の周辺には、ヒキガエルがたくさんいました…

 

繁殖期のようで、ガマ合戦の時期かと…

 

 

メスのヒキガエルの上に、しがみつくオス…

 

オスが繁殖期を迎え、黄色くなっているようです…

 

🐶「人の恋路を邪魔する奴は、犬に食われてしまえ!」

 

🐶「ン?なぜ、犬なんじゃ…」

 

 

閑話休題

 

今回も、クマの仕業かもしれない業を見ました…

 

 

倒木のシラカバをむしっています… 5月8日はみませんでした…

 

シラカバの倒木に巣くうアリか、虫をひっかいて探したものか?

 

古池の湿原にはイノシシの痕跡も多くあり、

 

クマではないかもしれません…

 

しかし、野生のケモノの仕業には間違いありません…

 

🐶「こんな標高の高いところには、イノシシなんぞいなかったはず…」

 

気候の変化や人の生活の変化が、獣の生活も変えているのかもしれません…

 

今日のところはこれでおしまい!