戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

真夏の諸行無常!

昨晩は大雨が降りました、

虫倉山の南側では、避難指示が出たようです。

 

戸隠や鬼無里地区でも、土砂崩れ等があったようです。

 

ゲリラ豪雨が、日本各地で被害をもたらしています…

 

そんな中、朝の視察では、秋蕎麦の播種がはじまっています…

 

その成長を柴犬館長が見守っています。

 

すくすく成長しています…

 

 

鳥の巣の落下も館長が発見!

 

🐕「残念じゃ、これも大雨の被害じゃ…」

 

もう繁殖は終わっていた模様です…

 

 

キツネノカミソリのようです。

 

調べると、ヒガンバナの仲間で、有毒植物だとのこと…

 

花の色が「狐火」で、葉っぱ(残念ながら、もう枯れたらしい…)の形が、

日本のカミソリの形に似ているのが、その名の由来とか…

 

🐕「葉っぱは見逃した… 残念、

  しかもキツネ火の色か… あやつらは、妖怪のなかまだからな…」

 

シバノカミソリでなかったのが、残念なご様子…

 

 

しかも、その近くで、先日出会ったであろう、アオダイショウ(幼蛇)が

 

骨になっていました…

 

 

🐕「うーむ、これは諸行無常の教えじゃ… 生ははかないもの…」

 

🐕「メメントモリか…」

 

8月5日 ある親子が8時間耐久解説に挑戦…

 

午前9時から午後5時まで、じっくりと解説を聞いていきました…

 

とても、刺激的で面白かった… とのお話です。

 

ホッとしました…

 

当方は、やぁやぁ、なんとか終わった… というのが率直な感想…

 

博物館実習生3名も加え、5名が耐久レースに挑戦し、達成されました…

 

🐕「8時間の修行は大変じゃな… お疲れ、秘書よ…」

 

ねぎらいのお言葉をいただきました…

 

耐久レースの中で、ある親子は、自作の標本を持参しています。

 

イルカの頭骨も同定したい…とのこと…

 

ネズミイルカと、同定できそうです…

 

また、ショッキングな標本も拝見しました…

 

 

イノシシの頭骨ですが、散弾が右頬部に突き刺さったままです。

 

治癒した感じがします…

 

ちょっとでもずれていたら、眼に直撃していたはず…

 

強運の持ち主なのかもしれません…

 

いろんな人や自然現象との出会いは、われわれ博物館職員に、

 

多くのことを教えてくれました…

 

🐕「諸行無常なのか or  頑張って生きろ!と言われているのか、」

 

🐕「それが問題じゃ…」 

 

真夏は、深く考えるのにもってこいの季節なのかもしれません…

 

今日もおあとがよろしいようで…