昨日、植物調査に戸隠の森に入ったのですが、面白い木をみつけました。ちょうど花が咲いていたのですが、その花は葉っぱの上にぽろりと咲いているのです。この木は名前を「ハナイカダ」と言います。ハナミズキなどと同じミズキの仲間なのですが、こんな花の咲かせ方、なかなか他に例がありません。花が葉の「いかだ」の上にのっているようなので、こんな名前がついたとか。
葉っぱをよくみると、葉の中心の葉脈が、花のあるところに向けて太くなっています。花の柄が葉脈と合体した証拠でしょう。
秋には黒い実がやはり葉の上にのっている様子が見られるはずです。今から楽しみです。
雌株には葉の上に1つだけ咲きます。
雄花は2〜3こ咲いていました。