くねくねと、とぐろを巻いた不思議な石。先日の化石採集会で、発掘されました。これは、キリガイダマシの仲間(巻き貝)の化石です。貝がらの中につまった砂が固まって出来たものです。残念ながら貝がらは、溶けてなくなってしまっています。長細い貝なので、壊れてしまうことが多いのですが、とても良い状態で発見されたので、「これはすごい良いですよ!」と発見者の方に話をしていたら、寄贈してくださいました。
岐阜県ではオパール(宝石)になったビカリアという巻き貝の化石が見つかります。今回見つかったキリガイダマシと似た形をしていますが、白くて美しいので「月のおさがり」と呼ばれます。ちなみに「おさがり」とは「うんち」という意味です。