戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

季節のうつろいと虹

 今日は台風一過でさわやかに晴れるかと思いきや、朝から雨が降ったりやんだり・・・。気温も上がらず、肌寒い一日になりました。時折、日が差すこともあり、そんなときは空気が澄んでいるせいか、景色がとても美しく見えました。3階から飯縄山を眺めると、麓まで紅葉が進んでいました。写真を撮って、10月21日に撮影したものと比べてみると、その差は一目瞭然でした。博物館の裏手にはカラマツの森がありますが、こちらも1週間前と比べると断然黄色が強くなっていて、季節の移り変わりを感じずにはいられません。たった1週間なのにこんなに景色が変わってしまうと、もうすぐ冬が来てしまいそうで、ちょっとドキドキしてしまいます。

飯綱山の紅葉

カラマツ林の変化

 肌寒い一日でしたが、雨が降ったりやんだりする空模様のおかげで、夕方には大きな虹が飯縄山にかかりました。はじめの頃は2重に虹がかかっていました。ちょっと薄くてわかりにくいですが、館の3Fから撮影した写真には、くっきりした虹の外側にもう1本の虹がぼんやりと浮かび上がっています。