ここはミドルヤード[展示室(フロントヤード)と収蔵標本(バックヤード)の間をつなぐ場]を売りにしているので、ワークルームを掃除していたところ、こんなものが出てきました。
カジカガエル(河鹿蛙)の干物です。
この子は大きいのでメスだと思われます。
蓋はしっかりとしていて、
こじ開けた形跡もなかったのですが
企画展示室からワークルームへ移動させた直後から
見当たらなくなっていました。
魚のカジカが棲むような渓流にすんでいますが、
カジカとは関係がないそうです。
(何となく残念)
流れに負けないように吸盤があり、後ろ脚のヒレが発達しています。
他のカエルより平べったい形をしているのも特徴です。
鳴き声が美しいことでも知られ、昔から歌にも詠まれています。
館の近くの裾花川では鳴き声が聞かれることもありますので、
来年の夏の夜に、その声を聞きに行くのも一興です。