戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

小学校からやってきた

このブログでもたびたび紹介してきましたが、博物館では学校でいらなくなった教材をいただいて、「懐かしの学校教材」として展示に活用させてもらっています。ご連絡をいただけば、市内(時々市外も含む)のあちこちに出かけては、‘貴重な資料‘をいただいてきます。
今日でかけたのは、市の西部にある更府小学校です。木製の大きな花の模型や、昭和5年の地図帳など、いろいろな面白い資料がありました。

中でも目をひいたのは、年代物の人の骨格標本模型とそれを納めるための木枠のガラスケースです。骨格標本はばらばらになっていたのですが、ところどころ包帯がまいてあって、先生の心づかいが感じられました。ガラスケースも味わいがあって、なかなか素敵です。

それから、大きくて長いガラスの管。これは中を真空にして、中に入れてある紙や綿の落下のしかたを観察するための理科の実験道具です。珍しい物で、学校資料を収集して長い職員も初めて実物を見たとか。
今日も掘り出し物がたくさんあってほくほくでした。この面白さを皆さんにもご紹介したく、春には学校教材展を開きますので、お楽しみに!