戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

毛皮のある風景

某部屋にて2月の中旬からある作業をしています。
ヒントは写真のいたるところに。。。

答えは
毛皮づくり(皮なめし)をしています。


生きている野生動物に触る機会は
まずありませんが、毛皮なら触れます。
というわけで、標本化にいそしんでいます。


ただ、まとめて作業しているせいで、
なかなか時間がかかります。




イノシシの子ども、ウリボウです。
一度乾皮にしていたので、微妙な感じです。
ミョウバン液がうまくしみ込みません。大丈夫かなぁ?




トラの手です。
なかなかいい感じに仕上がってきました。




タヌキとリスです。
タヌキは交通事故で亡くなった子で
自然観察会で子どもたちと解剖しました。
もう少しで乾きそうです。
リスは。。。内緒です♡


こうした作業は
時間があること
虫がいないこと
気候が乾燥していて乾きやすいなど
様々な理由から
冬にやることが多いです。


来館時に作業していれば
自由に見られますので、
ぜひ覗いてみて下さい。