休みをとって紀伊半島の東海岸、熊野地域へいってきましたので、そのお土産をいくつかご紹介します。
まず、海岸沿いの遊歩道で落ちていた、ほわほわの綿毛。
毛の長さだけで3cmもあってまるでタンポポの綿毛の巨大版です。
これは、サカキカズラというつる植物の種でした。10cmもある「さや」に開く前の綿毛が整然とおさまっているのも見つけました。そして、ちょうどそのつるの下では、まるで犬の毛が抜け落ちたように、毛がふわふわと舞っていて、楽しかったです。
それから食文化でおもしろかったので、思わず買ってしまったパン。
カレー皿にご飯を盛るときの器で焼いたような模様がありますが、持ってみるとずしりと重く、中にはぎっしり白あんがつまっていました。紀伊半島の南端、串本町のスーパーではこれを「メロンパン」として売っていました。しかも人気商品らしく、棚に大量に! 生地はほんのり甘いメロンパン生地で、しっとりとした白アンとあいまって確かにおいしかったですが、なぜこれがメロンパン?? と目がテンになってしまいました。ちなみに串本町から少し北上した太地町では、同じ物が「白あんライス」として売られていました。
自然と食文化。まさに旅の醍醐味です! 他にもいろいろ面白いものを持ち帰ったので、またの機会にご紹介できればと思います。