戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

迷子

 3階の明かりを点けに行ったら、なにやらバタバタ音がしました。何だろうと見回してみると、1羽の小鳥が飛び回っているではありませんか!よく見るとシジュウカラです。一体どこから迷い込んだんでしょうね?
 いきなりの私の登場に驚いたのか、あわてて外に出ようとして、何回も窓ガラスにぶつかってしまいました。すっかり疲れてしまったようで、窓枠のところで動かなくなってしまいました。
 写真ではちょっと確認しづらいかもしれませんが、シジュウカラの息で窓が白く曇っています。よほど息があがっていたのでしょうね。鳥の息で窓が曇るとは考えたこともありませんでしたが、小さくても私たちと同じ恒温動物なんだ!と妙に感心してしまいました。
 しばらくは腰が抜けてしまったのか、立つこともままならない様子でしたが、その後、見事に回復!元気に飛び立って行きました。
 正面からの写真を撮り忘れてしまったのですが、シジュウカラの胸にはネクタイのような模様があります。そのネクタイの太さでオス・メスの見分けが付くらしいのですが、この子は細く見えたので、おそらく女の子かな!?と思っています。