戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

雪の中の観察会

ちょっと前まで春のような陽気だったのに
一転して冬になりました。


そんな中、戸隠森林植物園での雪上観察会が行われました。


あいにくの雪にも関わらず参加者42名!
応募者全員が参加してくれました。


クロスカントリー2班、
スノーシュー2班に分けて
スタートです。

冬しか入れないところや
目線の高さが
雪上観察の醍醐味の一つです。


いざ、奥社参道入り口から森の中へ


ミズナラの大木やマドンナと言われるダケカンバなどを観察


シジュウカラやキバシリの歓迎を受けながら
進みました。


雪の上を歩くのは意外と体力が要りますが


(目的地の前でパシャリ)
まだまだ余裕の様子がうかがえます。


大王と呼ばれるミズナラです。
ここを訪れた子どもたちが名づけたそうで、
近くに女王もいます。
大王を名づけた子どもたちが
大王がいるなら女王もって名づけていった話をすると
それに興味を持った参加者の小学生4年生が
モミを「大臣」に任命しました。
森林植物園で、モミを見つけたらなにかの大臣です。



さらに、大王にはこんなものが


セミの頭です。
どうやってこんなことになったのかは?です。


大王から離れて、瑞神門へ向かう途中
あっ、オーブ!
ではなく雪です。


何はともあれ、楽しい観察会となりました。


みなさん普段とは違う景色をみて、
日常のなか見落としているものも多いかもと
日々自然をしっかりと観察していきたくなったようです。


これには思った以上の成果を得たりと企画側もしたり顔です。







そうそう
予告していた写真は
その場所に行かなかったので
撮れませんでした。
ごめんなさい。